内視鏡検査に不安…。そんな方に知ってほしい詳しい内視鏡検査

女性

内視鏡検査を受けたことがない、という人は多いでしょう。
胃腸に不安や不調を抱えているか、年齢を重ねたことで定期的な検査が必要にならないと、なかなか受ける機会がないのが内視鏡検査です。
調べてみると、痛い、苦しい、面倒といった声もあり、不安になった方もいるかもしれません。
そんな方に向けて、ここでは内視鏡検査についてご紹介します。

内視鏡検査はそもそも痛いの?

内視鏡検査は、基本的に痛さはありません。
内視鏡検査は、胃や腸を検査するためのチューブを、口や鼻、肛門から通します。
しかし、その際は麻酔が用いられます。
また、胃腸の粘膜にも痛覚はありません。
そのため痛みはないですが、チューブの動かし方によっては抹消神経を刺激するので、痛みに似た感覚を覚える可能性があります。

内視鏡検査に苦しみはある?

内視鏡検査は、検査が上手なところでないと、苦しさはあります。
たとえば、麻酔で麻痺をしていても、鉛筆ほどの太さがあるチューブが口や鼻から挿入されれば、喉を擦っていく感覚や異物感を感じることがあるでしょう。
また、より詳しく観察するために空気やガスを入れて、お腹を膨らませることがあります。
その際には、お腹が膨れて苦しいと感じたり、気持ち悪さを感じたりするかもしれません。

内視鏡検査の痛みや苦しみの対策はある?

実は、内視鏡検査で痛みや苦しみを感じるのは、起きている場合です。
内視鏡検査は、「起きて受ける検査」と「寝て受ける検査」で分かれています。
起きて受ける検査は、チューブが挿入される箇所は麻痺させられていますが、検査中にずっと意識があります。
15分に満たないような時間でも、苦しみがあるとより長く感じられるでしょう。
しかし、寝て受ける検査であれば、意識がほとんどないので苦しいと思うこともありません。
気が付けば内視鏡検査が終わっていた、という方もいるほどです。
もし、内視鏡検査で痛みや苦しみが怖いと思ったら、まずは検査中に起きるのか、それとも寝るのかといったところから確認すると良いでしょう。
さまざまな内視鏡検査を専門としているクリニックがあるので、情報を集めてみるのがおすすめです。
とくに大腸の内視鏡検査では、下剤の服用を、面倒や苦しいと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そのクリニックの質を見極める必要はありますが、下剤を飲む必要がないクリニックも最近はあるので、探してみると良いかもしれません。